写真展示販売 in OSAKA

2026.04.15PHOTOGRAPH and WOLF

デジタル画像をプリントすることで、写真がイメージ画像から物質に変わる。損傷したり色褪せたりと物質として抗えない宿命を背負うことになるが、紙にプリントされた写真は画面の解像度や性能に依存することのない固定された価値を持っている。プリントされてはじめて「自立」するとも言えるだろう。あらゆる物事がデジタル化される時代の中で、物質が持つ価値を再認識する。プリントされた写真はそういう機会を僕らに与えてくれる。

「カセドラル(CATHEDRAL)」は、希少なヴィンテージファブリックを使ったリメイクや職人によるハンドメイドの作品を多く扱う大阪のセレクトショップだ。お洒落な服と無縁な僕のような人間には立ち寄り難い「デザイン感度が高い人たちに愛されるお洒落さんの店」である。しかし、有難いことにこのブログからオファーをいただき、GW(4月29日〜5月10日)に写真の展示販売をさせてもらうことになった。コラボ企画としてショップオリジナルプリントTシャツも合わせて販売される。

さて、プリントとフレームをどうするか。知人の写真家に相談しつつ数種類の用紙を買い集めてテストする。カラーはピクトリコ、モノクロはイルフォードを使うことにした。

写真を入れるフレームについてはアルナ(aluna)のアルミ製フレームを採用。手触りはmacbookのような金属質で、従来写真を飾るフレームに比べるとかなりストイックでクールな佇まいだ。値段も結構するが、その辺は妥協しない。

写真のフレームについては前々から思うところがあった。展示する、あるいは部屋に飾る写真は、フレームに入れた状態で完成する。白いマットで大きく余白をとって写真がある、というのがよく見かける展示で、それはそれで写真をよく見せる工夫なのだろうと思う。そういうよくある展示を目にする度に、マットは本当に必要か?余白がない方がフレームと一体化するのでは?という疑問があった。今回の展示ではマットを使用せず、カラー作品については余白のない全面写真にした。作品自体はA4サイズ(2作品のみA2)で縁が狭いフレームを選んだので、マットを使ったものと比べるとかなりコンパクトだ。マットを使って余白の中に写真を配置すれば写真自体が自立する。一方、今回のような仕様にすればフレームと写真が一体となって自立する。そんなイメージである。手前のアクリルはUVカット仕様、マットを使わないことで作品の表面が空気に触れることがなく、写真が劣化する原因となる光と空気に配慮している。

カラー9作品、モノクロ8作品、合計17作品を展示販売します。僕は5月9日(土)に在店する予定です。お近くの方は、ぜひ気軽に見に来てください!

CATHEDRAL 本町
大阪府大阪市博労町2-6-4 中島ビル1F
google map
【展示期間】 4月29日(水)〜 5月10日(日)
【営業時間】 12:00〜20:00
【在店】 5月9日(土)

news 2026.4.29〜 写真展示販売 in OSAKA

写真集販売PHOTOBOOK WOLF